6.親の介護の心配、悩み

 

 親の介護の問題が大きくクローズアップ

されています。

 

現在介護をしている人は 500万人以上。

うち 200万人以上が働きながら

介護をしています。

 

日経新聞の調査によると

 

 隠れ介護者』

という存在があるそうです。

その数はなんと 1000万人を越えています。

 

介護を隠しながら働いている人、

介護のことを会社に打ち明けられない

人などがたくさんおられます。

 

また介護の年齢も1020代の若年介護。

30~50代の働き盛りの介護、

老老介護などさまざまです。

 

その他、介護離職、介護離婚、介護殺人

などさまざまな問題も起きています。

 

また介護をしている性別では

男性もかなり増えていますが、

女性の方がまだ圧倒的に多いようです。

 

ある大手商社の社員アンケート調査では、

今現在、介護をしている人がすでに

10%ほどいるようです。

 

今後介護の可能性がでてくる人が

7080%もいることに

人事部では驚きを隠せないようです。

 

日経新聞は40代、50代の働き盛りや、

会社の中核を担う人たちが

介護をせざるを得ないことを報じています。

 

もし彼らが、介護をしなければならない

状態になれば、その社会的な損失は

莫大になると警告を鳴らしています。

 

介護の犠牲になって仕事を辞めざるを

得ない人は悲惨です。

 

NHK 資料より

40代で塗料の会社に勤めていた、

ある方は親の介護のために会社を辞めました。

 

その後、離婚して今51歳になっていますが、

まだ介護をしています。

 

働くことができないので、

生活費は親の年金です。

その年金で、ほそぼそと生活をしています。

 

「自分の人生はいったい何だったのだろう」

 

とその人は語っています。

 

介護を行う平均期間は45年ですが、

40代、50代から介護を行っている人は

介護の期間が長くなるようです。

 

ただ安易に介護離職すると

とんでもない地獄の道が待っています。

介護離職だけは絶対してはいけません。

 

人手不足であっても、40代、50代の

再就職はかなりむつかしいようです。

 

親の介護をしながらの再就職

などもってのほかです。

また就職できたとしても給料は激減します。

 

自分1人で何とかしようと考えたり、

何とかなるは危険です。

 

公共機関や第三者の助けを

できるだけ借りてください。

介護保険をフルに活用してください。

 

借金をしてでも介護離職は

しないようにしてください。

 

またひと昔前と違って、

妻が自分の親の介護をしてくれる

という甘い考えも現在では通用しません。

 

逆もまた真なりで夫が

自分の親の介護をしてくれることは

ないと思っておいたほうが無難です。

 

介護の肉体的、精神的な疲れは大きな

ストレスとなり私たちの体をむしばみます。

 

これに便秘が加わればさらに

肉体的、精神的なストレスがひどくなることは

明らかです。

 

腸内フフローラはさらに悪化します。

 

これらの悪循環を避けるために

便秘だけは改善しておきたいものです。