1.慢性便秘の悩み

 

40代の女性で便秘があるかたは、

 

ほとんどのかたが40代になってから

急に便秘になったのではないと思われます。

 

若いころから便秘が続いている人が

多いのではないでしょうか。

 

「あなたもそうではありませんか」

 

慢性的な便秘はなれ合いになってしまうのが

怖いのです。

病院の急患センターでは

 

「おなかが痛い」と言って

 

救急車で運ばれる女学生がたくさんいるようです。

その方たちのほとんどが便秘です。

 

「私は便が1週間出ない」

は当たり前で

 

「私は便が2週間出ない」

 

「私は便が1か月出ない」

 

などと便秘を自慢している人もいます。

 

40代の便秘常連のあなたから言わせると

彼女たちは

 

「まだまだ青臭い」

 

ということになるのでしょうか。

こういう風に便秘が当たり前に

なっているのが怖いのです。

 

ある 20代のエステシャンの女性も

 

「おなかが痛いと言って」

 

救急車で病院に運ばれ、即入院となりました。

 

レントゲンに写った写真では

大腸の中が便だらけで、

医者から、徹底的に怒られたそうです。

 

彼女は 2週間ほど入院して元気になり

退院しました。

その時の彼女の体重はなんと 

 7kgだったそうです。

 

結局 7kg ほど大腸の中に

便が詰まっていたということになります。

 

「かんべんしてよ」と言いたいですね。

 

本来は便秘があると食欲がわかないものです。

 

しかし食欲がなくても惰性で、

時間がくるとつい食べるということを

繰り返しておられるかたも

多いのではないでしょうか。

 

「あなたはどうでしょうか ?」

 

おなかが減った時に食べるのが

一番おいしい食べ方ですが、

そういう感覚を失ってはいませんか。

 

人間の食欲は脳がコントロールしています。

脳の摂食中枢と満腹中枢でバランスを

とっているのです。

 

便秘のあなたはこのバランスが

狂ってしまっているのです。

 

おなかが減ると摂食中枢は、

 

「おなかが減ったよ」

と脳に訴えます。

 

おなかがいっぱいになると満腹中枢は

 

「これ以上食べられないよ」

と脳に報告します。

 

その働きは脳の視床下部がメインとなり、

中枢神経、末梢神経などが働いて食欲を

コントロールしているようです。

 

犬や動物はおなかが減っていないと

食べません。

うちで飼っていたわんちゃんもそうでした。

 

大好物をお椀いっぱいあげても

腹六分かせいぜい腹七分しか食べませんでした。

 

ある実験で豚に大好きな エサを

いっぱい用意して、

豚がどれだけ食べるかを試してみたそうです。

 

実験の結果は予想外でした。

腹いっぱい食べると思っていたら、

なんと腹五分くらいしか食べなかったそうです。

 

私たちは健康的に食べる目安として

腹八分がいいと思っていますが、

 

豚をはじめ動物はどれくらい食べたら

健康を保っていけるかまたどれくらい必要か、

本能でわかっているようです。

 

私たち人間はまだまだ甘い ワンと言われそうです。 !!