アルツハイマー・認知症の予防と・・・ しっかり睡眠をとる

アルツハイマー・認知症の予防と・・・ しっかり睡眠をとる

 

脳の神経細胞を増やし活性化させるためには、

しっかり睡眠をとることが必要であるとわかってきました。

脳の神経細胞は再生しないと言われてきましたが、

しっかり睡眠をとって成長ホルモンの分泌を活性化させれば、

記憶を司る海馬の働きが良くなることがわかってきました。

 

睡眠の目的は、体の疲労回復と脳の疲労回復です。

体の疲労回復には、睡眠の時間がたっぷり必要です。

一方脳の疲労回復をするためには、いったいどうしたらいいのでしょうか。

長い時間眠ったのに、何となく頭がすっきりしないということを、

また子どもが起こされた時にぐずって、駄々をこねることを

みなさん、経験したことがあるでしょう。

脳の疲労回復には、時間ではなく熟睡することが必要なのです。

昼間、うとうととして、うたた寝をした後に、

すっきりしたという経験をしたことがあると思います。

 

【しっかりした睡眠をとるためには】

 

1.自分の睡眠パターンを知る

睡眠には熟睡時間と覚醒時間があります。

それを何回か繰り返しているのが私たちの睡眠です。

また睡眠にはレム睡眠とノンレム睡眠があります。

レム睡眠の時は、脳は起きています。活発に働いているから、

目が兎の目のようにくるくる動きます。(ラビット・アイ・ムーブメント) REM

その時、体は熟睡しています。

ノンレム睡眠の時は体は起きていますが脳は熟睡しています。

そして寝始めてから覚醒するまでの時間は、約90分ほどです。

その時間を単位として、何回か繰り返しているのが睡眠です。

 

※睡眠時間計算例

3回 × 90 = 270分 4時間30

5回 × 90 = 450分 7時間30

6回 × 90 = 540分 9時間

 

ということになります。

自分の睡眠周期や最も快適な入眠時間、起床時間を知れば、

充実した睡眠がとれるようになります。

熟睡時間に起きることを避けて、覚醒時間に起きるのです。

子どもを起こした時にぐずつくことがありますが、

それは熟睡している時に起こされるからです。

あなたの睡眠パターンをつかむためには多少時間がかかりますが、

わかってくれば睡眠の質が変わってきます。

 

2.体温の調整

 熟睡するためには体温の調整も必要です。

 体温が十分に下がっていかないと、眠りの質が悪くなります。

 そこで大切なことが、入浴です。

 入浴時間をうまく調節できれば、体温がうまく下がっていきます。

 就寝の2時間前が理想的な入浴の時間と言われています。

冬場は一工夫必要です。入浴後、湯冷めしてしまうと、

寒くて、足が冷たくて寝つけないことがあります。

自分の体温の調整には気を使いましょう。

 

3.副交感神経優位にもっていく

体から緊張状態を取り除き、交感神経から副交感神経優位に

もっていくことも熟睡をするためには必要です。 

さまざまな方法がありますが、

フットセラピーでは、

足首を回す、アキレス腱を伸ばす、踵を揉むなどを行います。

 


足首を回す

アキレス腱を伸ばす

踵をもむ