橋下 徹 大阪市長 大阪都構 住民投票に思う

大阪都構想 住民投票に思う

 

 

橋下 大阪市長の大阪都構想に対し行われた住民投票。

残念ながら、大阪都構想はわずか10000票の差で敗北した。

橋下 大阪市長も任期満了の後、政界を去ると言う。

みなさんはこの事実をどのように受け止めますか。

 

私はただひたすら残念でしかたないという思いです。

大阪都構想をかわぎりに日本全体の行政改革が、

徐々に進んでいくと思っていました。

大阪都構想は日本の未来にとって大きな試金石でした。

 

しかしこれで、行政改革の芽は閉ざされてしまいました。

既得権益者 VS 国民という構図の中での闘いとして、

大阪都構想を位置付けるならば、

既得権益者側の勝利ということになります。

官僚、公務員、関西電力、教育委員会、組合、日教組、等々の団体、

自民党、公明党、民主党、社民党、共産党の政治団体が、

前代未聞で一致団結して、アンチ橋下を演じたのです。

 

目先の利益側が勝利し、将来の日本の構想、大阪の構想側が、

敗れてしまったのです。

 

今、日本は莫大な借金を抱えています。

日本をひとつの会社として、あるいはひとつの家庭として考えるなら、

借金を減らし、支出を減らし、入るを増やすことしかありません。

誰もがわかっていながら、そのことが遅々として進まないのは、

それを妨害する者がいるからです。

それが既得権益者の団体、組織、政治家です。


 

シャープは2000億円以上の資本を取り崩して、会社を再建します。

従業員も3500人削減すると言っています。

日産自動車の、経営危機に登場したカルロス・ゴーン氏は、

徹底的な合理化と経費削減、従業員の解雇を断行し、

この危機を見事乗り切り、日産自動車を安定軌道に乗せています。

 

日本が今、すぐに行うべきことはたくさんあり、見えているのに、

誰もそれに手をつけようとしない、誰も実行しようとしない。

 

行政改革、公務員の人件費 20% カット、(5兆円)

国の所有財産の売却、

国家公務員の二重構造を解消、

税収の配分の適正化 (中央・地方)

複式簿記の導入、

特別会計制度の廃止、

教育改革 (受験制度の廃止など)

規制緩和、(特に電気エネルギー)

行政、政治責任の明確化、などなど。

 

誰かにやって欲しいが、

橋下 大阪市長のような英雄はそう簡単には現れない。

まだしばらく暗黒の状態が続くが、時間はそう待ってもくれない・・・